~始まりの物語~

2015年06月01日

始まりの物語 その1 ~大いなる意識と地球、そして人間の三者の約束事~

気の遠くなるような昔の話。



宇宙全体に広がりを持つお父さんと、

青く美しく宇宙に浮かぶお母さん(地球)と、

父と母に見守られながら、
すくすくと成長している私(人類)の3者が約束したこと。



それは、あまり長い年月が経ってしまったために、

お父さん以外の、お母さんと私は、その約束を忘れてしまった。



遠い昔、宇宙には、お父さんしかいなかった。

どこを見渡しても自分1人。



悲しいのか、嬉しいのか、

何かを学ぼうとしても、感じようとしても、お父さん1人のため、

自分自身がいるのか、いないのかさえも、確かめることができない。



お父さんは、1人でいるしか、なかった。



ある時、あまりの寂しさのため、

お父さんは、全身を身震いさせた。



その時、お父さんの体から、多くの星々が、

外に向かって、勢いよく飛び出していった。



星々は、衝突し、溶け合い、1つのかたまりになるもの。

明るく光を出し始めるもの。


また、大きな渦となっていくものと、様々な形が出来上がり、

お父さん以外のたくさんの者たちが、生まれていった。


~つづく~



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2015年06月02日

始まりの物語 その2 ~大いなる意識と地球、そして人間の三者の約束事~

星々は、たくさん生まれたが、

お父さんのように、意識を持った星はなかった。


そこで、お父さんは、

自分の体の中に手を入れて、

意識の核を色々な星々に埋め込んでいった。


こうして星々に、命が与えられた。


その星々を見渡していると、遠い宇宙の果て、

太陽の横に、青く光り輝く宝石のように美しい星、お母さん星を見つけた。


あまりの美しさに目を奪われたお父さんは、

いつものように自分の体に手を入れて、

そこにある意識の核を、青く美しい星に埋め込み、自我を与えた。


「どうぞ、私と同じように、意識の核を持ち、

そこに私と同じ核を持った子供たちを住まわせて、

共にその成長を見守りませんか。」


自我を与えられたお母さんは、

色んな子供たちを育てることで、

自分自身の意識がもっと成長することを望み、

大いなる意識である父の提案を受け入れた。


お母さんは、お父さんの意識の核を宿した子供たちに、

成長の場を与え、共に学びあうことを選んだ。


そして私たち子供は、

お父さんとお母さんの手助けを借りて、

魂を成長させることを約束した。

~つづく~



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2015年06月03日

始まりの物語 その3 ~大いなる意識と地球、そして人間の三者の約束事~

これが、お父さんとお母さんと私たち子供たちの三者の約束事。


大きなお父さんから創り出された私たちも、

元々は同じ核を持つものとはいえ、

いったん成長を始めてしまうと、

それぞれの意識は思ってもいない方向へと、走り始めてしまう。


最初は、手を叩いて子供たちの成長を見守っていたお母さんも、

あまりにも長い時間の経過の間に、

それぞれがコミュニケーション不足に陥り、

お互いのことに目を向けなくなってしまった。


やがて子供たちも、親の心子知らずとなり、

お父さんやお母さんの思惑とは違う方向に、勝手に成長を始めてしまう。


その子供たちの品行方正のなさに、

お母さんはくたびれ果て、あの時交わしたお父さんとの約束事も忘れ、

今はただ自分の使命を忘れて、時をやり過ごしている。


自分の感情を押し殺し、

むなしく今を見つめている。


そんな様子を、天の高い所から見ていたお父さんは、悲しみ、

お母さんを癒すために、銀色の雫を、空の高い所から落とした。

 


 ~つづく~



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2015年06月04日

始まりの物語 その4 ~大いなる意識と地球、そして人間の三者の約束事~

しかし何度落としても、

お母さんの心の奥底には届かない。


なぜならば、この雫は、子供たちでなければ、

お母さんの懐に、深く届けることはできないからだ。


それは、3者が交わした約束。


お母さんを助けるのは、子供の役目。

お母さんは、子供たちに成長の場を与え、共に学びあうのが目的。


今、お母さんの姿は、

相変わらず美しく光り輝いているが、

その心は、まるで砂漠のように荒涼とした大地が広がっているのみ。


元のように、元気なお母さんの心を取り戻すためには、

お父さんから降ろされた銀色の雫を、私たち子供が、

自分の体を通して、お母さんに届けなくてはならない。


それが、ソウル フィル ドロップ と呼ばれる銀色の雫。


1人でも、多くの地球に住んでいる人々が、この雫を受け止め、

お母さんの源へと、送り届けてほしい。


一度に多くの雫をお母さんに送り届けることはできないが、

多くの子供たちが約束を思い出し、この行為を行なうことで、

お母さんの心の中にも、少しずつ魂の輝きを取り戻していくことができるのである。


お父さんとお母さん、そして私たち子供が、

家族として共に仲良く学び合っていた日のことを、思い出すのである。


 


 ~つづく~



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2015年06月05日

始まりの物語 その5 ~大いなる意識と地球、そして人間の三者の約束事~

この物語は、大いなる意識であるお父さんと、

美しく光り輝く青い星 地球であるお母さんと、

その地球に住む子供である私たちの物語。



こうして、父・母・子供と区別すると、

自分の役割と、相手の役割が分かりやすいかもしれませんが、

もし、あなたという核が、あなたという肉体ではなく、

地球という肉体に、核を宿してしまっていたら、

この物語のお母さんとして、登場しているかもしれません。



そう、地球という肉体を持つお母さんと、

子供という肉体を持つ私たち人間とは、何ら変わりはないのです。



お母さんのためにではなく、

もしかしたら、自分がなっていたかもしれない役割を、

今、地球という肉体を持つ同じ意識のために、

私たちが出来ることを、始めましょう。



あなたが、生まれてきた使命をお父さんとお母さんが知ったとき、

どんなに嬉しかったでしょうか。



それが、遠い昔に交わされたお父さんとお母さんと私たち子供の三者の約束。



あなたは、完璧なる人ですか。



あなたは、慈悲深い人ですか。



あなたに、敵はいますか。



苦手な人や、嫌いな人、

でもそれぞれの魂は、元を正せば、1つのかたまりだったのです。



少し意識の視点を変えて、

あなたの苦手な方々を眺めてみましょう。

その方の中にも、あなたがいることが見えてきます。



あなたが誰かを愛し、愛されるときのように、

母なる地球と自分を同一の核を持った魂と見てください。



大いなる意識と、母なる地球、そして私、

この3者が、共に1つであった時に、立ち返りますように。



あの日交わした約束を思い出しますように。



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