2019年04月30日
平成31年4月30日 平成に思いを馳せ、感謝の念を贈る
それぞれの時代が過ぎていく。
それぞれの人の思いが、それぞれの時代を築き上げていく。
昭和~平成、人々は世の中に安寧を求めた。
豊かな暮らしに憧れ、それに向かって努力し手に入れた時代から、
心の豊かさを求め始めた時代。
リーダーに従っていた時代から、
それぞれの考えを尊重し、それぞれが表現していく時代となった。
人々が互いの意見を分かち合い、時には討論し、時には離れていった。
それぞれが正しいと思う意見を素直に言い、表現してきたのである。
自由に表現できる世の中
これが当たり前となった今、後戻りすることはもうできない。
国民に寄り添い、象徴として過ごしてこられた天皇皇后両陛下に、
感謝するとともに、これからの自分の道を改めて思い巡らせていく。
八百万の神々と国民をつなぐ大きな柱(パイプ)は、今日でいったん終わる。
これからは国民それぞれが自然に寄り添い、神の御心と共に、生きていくことが望まれる。
昔の日本がそうであったように。
この日の昇る国に住まう民は、神と共に生きることを約束した魂たち。
国籍が違えども、この地に住まう魂は、皆自らが手を挙げ、
この国を求め、この国に生きることを誓いし者たちである。
どのように神に接し、どのように生きていくのかを、
御示しになられた天皇皇后両陛下は、今日でご退位される。
国民のために、30年間、本当にありがとうございました。
そしてこれからは、私たち国民1人ひとりが、少しでも神と対話し、
生きていけるよう心静かに過ごしてまいります。
平成31年4月30日
日響 娃