2018年02月25日
2018/2/13 コロッセオ
参拝者:相沢道子
黄金之稲穂 奉納
ラの音階で、雪のように、天から降ってくる黄金之稲穂。
横になっている者、うずくまっている者、壁にもたれかけている者などが、
この音ともに降ってくるほのかに光る粒に気づく。
たくさんの魂たちが、この空間に舞っている光の粒を見あげている。
自分の近くきた黄金色の粒に
自らが手を出し触れてみると、
身体の中に浸透していった。
痛みや苦しみで傷ついていた身体や心が、
この光の粒で癒され、本来あるべき魂の姿に戻っていく。
コロッセオの中に佇む魂たちが、
黄金之稲穂に触れることで、自身の中の光を取り戻していく。
「もうここにいる必要はない。
魂は傷ついていないことが分かったら、
本当に行きたいと思っているところへ、行きなさい。」
穏やかな声が、コロッセオの中に響くと、
大きな歓声が、響き渡る。
自らの中に光を取り戻した魂たちは、
少しずつ天へと戻っていった。
コロッセオの中には、柔らかい風が吹き、
滞っていた空気が、流れ始める。
※ コロッセオ
イタリア ローマ