2018年02月13日
2018/2/10 サンタ・マリア・デルフォーレ大聖堂 鐘楼
参拝者:相澤道子
黄金の稲穂を奉納
面白いギフトが届いた。
黄金色の粒である。
粒同士が触れるとはじけ、増えていくのが見える。
ほう、何と面白い。
我の鐘の音でも、また増えていく。
鐘の音が、この街中に鳴り響く。
音に乗って、リズムを取りながら、黄金色の粒が、街中の空を舞う。
ほっほっほ、楽しいリズム。
黄金色の粒は、人々に楽しい気持ちを呼び起こしてくれるみたいだ。
ほら、見えるかな。
この黄金色の粒に触れた者は、何故か笑顔になっている。
心に温かい光が灯ったようである。
この楽しいギフトをくれた旅の者に礼を言う。
ありがとう。
この黄金色の粒に触れると、たくさんの情報を読み取ることができる。
これは、日本の神さまが古来伝えてきたものだそうだ。
この街に住む者にも、この温かい光がわかるだろう。
さあ、このプレゼントを受け取っておくれ。
私はこの楽しいギフトを、鐘の音を鳴り響かせながら、プレゼントしていこう。
温かい光が心に灯れば、本来の人としての振る舞いが、自ずとできていくだろう。
イタリア フレンツェの街は、鐘の音が聞こえる時間になると、
黄金の稲穂が街中を飛び交う。
このことを知らなくても、人々の心には、温かな光が灯っていく。
※イタリア フィレンツェ