2015年09月07日
2015/8/16 鹿島神宮(かしまじんぐう)
主祭神:武甕槌大神(たけちかづちのおおかみ:建御雷神:建布都神(たけふつのかみ)」や「豊布都神(とよふつのかみ)など)
使者:Yさま Sさま Mさま
水面に一粒のしずくが落ちる。
その波紋が広がっていく。
波紋はどこまでもどこまでも、邪魔されないで広がっていく。
やがて、別の場所にも、一粒のしずくが落ちる。
2つの波紋は、融合してより強く広がっていくもの、
反発してお互いに乱れ消えていくもの、
相手を飲み込んでしまうものなど、色々であった。
しずくが、ゆっくりと時間をかけながら他のしずくと刺激し合い、広がっていく。
ある時、最初に落ちたしずくの元に、自分の波紋が戻ってきた。
たくさんのしずくと刺激し合った情報を抱えながら・・・。
しずくは、水面から盛り上がり、1筋の水の柱となり、天へと上がっていく。
たくさんの経験という情報を持ち、透明な水の光は、キラキラと光輝きながら。
その水の柱は、1つに留まらず、何本も何本も。
噴水のように上がった水の柱は、
天に届き情報を伝えたのち、雨や雪となって地上に水を戻して行った。
自然の理、循環という流れの中、すべての生きものは時を過ごしている。
私はその中で、生まれた。
地の中の情報を集め、天に報告するために。
報告とは、良い悪いではない。
事実を報告するだけである。
報告より先にするべきことは、この地を色んなものから守ること。
純粋にこの地が時間を過ごせるように、この地を色んなものから守ること。
それが私がこの地に鎮座している役割である。
※鹿島神宮(かしまじんぐう)
茨城県鹿嶋市宮中2306-1